2019.04.08

あなたの【入浴方法】は間違ってない?【美肌作り】に役立つ入浴方法とは?

ayame
ライター:
ayame
美肌を目指す方法はさまざま。今回は美肌作りに役立つ入浴方法や、ありがちな誤解について解説していきます!

美肌を目指す人のなかには「毎日しっかり半身浴している!」「毎日のお風呂で汗をたっぷりかいている!」なんていう人もいるでしょう。でもその入浴方法は、本当に美肌につながるのでしょうか?

入浴は美肌のためにも重要?

入浴で体をあたためて血行を促進すると、肌の血色不良やくすみの改善を期待できます。肌細胞の活性もあがり、肌トラブルの予防と回復のサポートにもなるでしょう。また、内臓があたたまると腸内環境が整いやすく、便秘による肌荒れに悩んでいる人にも入浴はおすすめです!

とはいうものの……実は、入浴における一番大きな効果はストレス解消。筋肉や神経をリラックスさせることで自律神経を整え、心が落ち着くとともに全身の不調を解消する助けになるのです。

入浴におけるメリットの大部分はこのストレス解消効果であり、実際のところ、入浴による美肌効果はあまり大きいとは言えません。美肌をつくる手助けにはなるものの、入浴と美肌が直結しているわけではないのです。もちろん、美肌を目指すなら重要視したいですが、最優先事項ではないということですね。

実は誤解だらけ?!美肌と入浴に関するウソ・ホント

入浴が美肌をつくると信じている人にとっては衝撃かもしれませんが、世間には美肌と入浴に関する誤解がたくさんあります。そこでここでは、一般によく耳にする美肌と入浴のウソ・ホントに着目してみましょう!

入浴で肌がうるおうのはホント?

じっくりお湯につかると、肌の乾燥が緩和するような気がしますよね。でもそれは誤解で、入浴はむしろ乾燥を促す行為なのです。

というのも、お湯につかることで、肌を乾燥から守っている皮脂やセラミドなどの油性成分がお湯に溶けだしてしまうから。最近はスキンケア成分が配合された入浴剤もたくさんありますが、それらを使ったとしても、長時間の入浴はおすすめできません。お風呂に入れば入るほどお肌がつるつるすべすべ!とはならないのです。(美肌作用のある温泉水などの場合でも、長時間の入浴は乾燥が美肌作用を上回ってしまうので要注意です)

入浴で毛穴が綺麗になるってホント?

「汗をかくと毛穴の汚れが汗で押し出されて綺麗になる」なんて言われることもありますが、これは真っ赤なウソ。汗が出る汗腺は毛穴とは別ものであり、汗で毛穴の汚れを押し出すことはできません。(アポクリン腺から出る汗は毛穴から出ますが、顔にアポクリン腺はありません)

ただ、実際に入浴後の毛穴が綺麗に見えることはあります。これは入浴による熱で皮脂がやわらかくなり、比較的とれやすくなるから。といっても、やわらかくなった皮脂が勝手にポロポロとれるわけではなく、洗顔は必須であり、入浴が直接毛穴の汚れを取ってくれるわけではないことを意味しています。

入浴で冷え性が治るってホント?

冷え性に悩む女性はとても多く、その改善を期待して入浴をしている人も少なくないでしょう。冷え性の根本的原因は血行不良であり、美肌の敵といっても過言ではなく、冷え性を改善することは美肌に大きく近づくことを意味します。でも、入浴で冷え性を改善することはできません。たしかに、入浴をすると体は温まります。血行も促進され、全身がポカポカするでしょう。

でもそれは一時的な効果にすぎず、入浴はあくまでも外側から体を温めているだけ。言ってしまえば、カイロで体を温めているのと理屈的には同じなのです。根本的に冷え性を改善したいのであれば、体の熱をつくる筋肉を増やし、体を内側からあたためるのが一番!もちろん、入浴が冷え性改善を妨げるわけではありませんし、入浴の習慣は冷え性の悪化を防いでくれるでしょう。でも、美肌を求めて冷え性改善に本格的にアプローチするなら、入浴より筋トレの方が効果的なのです。

入浴で汗をたくさんかくと美肌にいいってホント?

「入浴やサウナで汗をいっぱいかくと、毒素が排出されて美容にも健康にもいい!」なんて説もよく耳にしますね。いわゆるデトックスというやつです。でも、汗の成分はアンモニアや塩分がほとんど。体内毒素は尿で排出するもので、汗にはほとんど含まれていないのです。汗の目的は体温調節にすぎず、発汗によるデトックス効果はほとんどありません。

また、汗をたくさんかいてその分たくさん水を飲むと、体内の水分循環がよくなって肌もうるおうなんていう話も聞きますが…。残念ながら、飲んだ水分と汗は直結しません。水をたくさん飲んでも、増えるのは尿だけ。

くわえて、汗をたっぷりかくのが習慣化すると、ちょっとしたことでも汗をかきやすくなってしまいます。暑い夏場には大汗をかいてしまい、不快感が増してしまう可能性も……。ほかにも、大量発汗によって汗そのもののpHがアルカリ性に傾いてかゆみを引き起こしたり、汗を放置することで肌トラブルに繋がるなど、汗をたくさんかいても美容上のメリットはほとんどないと言えるでしょう。

ただし、発汗によるリフレッシュ効果はバカにできず、自律神経を整えて美肌に作用する可能性も!でも、発汗で美肌を目指すのであれば、入浴ではなく運動の方が効率的ですね。

美肌づくりのサポートになる正しい入浴方法とは?

入浴を美肌づくりのサポートとして活用したいのであれば、意識したいポイントは以下の3つです。

その1、熱すぎ厳禁!

お湯の温度の好みは人それぞれ。てやんでい!な江戸っ子のように、あつあつのお湯が好きな人もいるでしょう。でも、熱いお湯は肌のうるおいをどんどん奪い、肌に大きな負担をかけてしまいます。

お肌のことを思うなら、38~40度くらいのぬるま湯が一番!冬だとちょっと物足りない気がしそうですが、湯気が逃げないようにお風呂の蓋を半分閉めたり、冷えないように肩にタオルをかけるなどの工夫をするといいでしょう!

その2、15~20分で十分!

お湯につかる時間は、じんわり汗がにじみでてくる15~20分で十分。長くても30分までにしましょう。「半身浴で時間をかけて体を温めるのが効果的」とする説もありますが、もともと半身浴は生活習慣病患者に向けて血圧を大きく変動させないため(心臓に負担をかけないため)に推奨された入浴法。

とくに健康に問題がないのであれば、だらだらと半身浴をするより15分の全身浴をおすすえめします。というのも、入浴に何十分もかけてうるおいを逃がすより、早めに眠った方がずっと肌にとってメリットが大きいからです。

その3、お湯からあがったらしっかり保湿!

お風呂からあがったら、なるべく早く、かつ入念に保湿をしましょう。顔だけではなく、全身をローションやクリームでケアするのがおすすめです。

なぜなら、ボディソープや洗顔で表面の角質が落とされ、お湯でうるおいが奪われた肌は究極の乾燥状態!もちろん、時間が経てば肌のうるおいシステムは徐々に正常化しますが、それまでは水分が蒸発し放題なのです。たとえ入浴を短時間で終わらせたとしても、手早い保湿はマストだと考えた方がいいですね。

優先するべきは睡眠!無理に毎日入浴しなくてもよし

入浴による美肌効果は思っているより小さいもの。お湯につかるために遅くまで起きているくらいなら、早めにベッドに入って睡眠時間を確保しましょう。もちろん、時間に余裕があるのであれば、毎日入浴するのは問題ありません。

ちなみに、入浴後の体温が徐々に下がるときは睡眠のスイッチが入りやすくなっています。入浴後30分くらいしてからベッドに入ると質の良い睡眠が得られやすいので、入浴したときは早めの入眠を心がけましょう!その際は今回紹介した正しい入浴方法のポイントも意識してくださいね。

(文:ayame/編:コスメクリップ編集部)

2019.04.08

ayame
この記事を書いた人
フリーライター/コスメコンシェルジュ ayame

元化粧品会社研究員で現在は主婦兼フリーライター。愛猫2匹とのリラックス時間が最大のスキンケア!北の大地から美容に役立つ情報をお届けします!