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2018.12.12

一人で悩まないで!敏感肌さん御用達の人気スキンケア商品をご紹介

肌が敏感で市販の化粧品が使えなかったり、ヒリヒリして炎症を起こしてしまったりするのは本当に困りますよね。敏感肌になると、肌のバリア機能が低下して、ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまいます。
私もかなりの敏感肌なので、化粧品選びに苦労してきました。「今までは大丈夫だったのに、急にかぶれるようになった」「メイクしたいけど、痛くてできない」など、なにかと悩みの絶えない敏感肌ですが、自分にあった化粧品をきちんと選んでケアすることで、見違えるほど肌は美しくなります。今回の記事では、敏感肌に欠かせないスキンケア方法やその知識を取り上げ、敏感肌用の化粧品をご紹介していきます!

そもそも敏感肌とはどんな状態の肌のこと?

そもそも「敏感肌」とは一体何なのでしょうか。実は「敏感肌」というのは、医学用語などには存在しません。
一般的には、様々な要因で、もともと機能しているはずの肌バリアの機能が低下してしまい、その結果、肌にトラブルが起きやすくなってしまう状態のことを「敏感肌」と呼びます。主に美容業界で使われることが多い用語です。

敏感肌には以下のようなものがあります。

・乾燥性敏感肌
ほとんどの敏感肌の原因は、乾燥による敏感肌です。

・脂性敏感肌
肌表面だけが皮脂に覆われていて、内部は乾燥してカラカラになっている肌のことです。混合敏感肌と間違われることがありますが異なるものです。

・混合敏感肌
Tゾーンは脂っぽく、口元は乾燥しているなど、部分によって状態が異なる敏感肌のことです。

・アレルギー性敏感肌
先天性のものと、体質の変化で起こるもとのがあります。アレルギー物質は人によって異なります。皮膚科で血液検査をすれば自分のアレルギーを知ることができます。

体調の変化・環境の変化による敏感肌
体調が悪い時とき、季節の変わり目などに起こる敏感肌です。

・接触性敏感肌
肌に接触したものの刺激で引き起こされる敏感肌です。例えばアルコール、強酸、強アルカリなどがあげられます。

他にも様々な分類があります。

敏感肌が悪化してしまうと、細菌感染など重大な疾患に繋がることもあるので、毎日の適切なケアや、早めの対処がとても大切です。正しいケアで、トラブルゼロの美しい肌を保ちたいですよね!

なぜ敏感肌になってしまうのか

敏感肌と一口にいっても、原因は様々です。
原因がわかれば、どんな化粧品を選べば良いのか、どんなことに気をつければいいのか、対策を立てることができます。まずは基本的なポイントをしっかり抑えておきましょう!

間違ったスキンケア

美肌になりたい!その一心で毎日徹底的にケアをしているつもりでも、正しいやり方でなければ意味がありません。
それどころか、かえって肌に負担をかけて、敏感肌を悪化させてしまうこともあり得ます。
毎日のスキンケアを見直して、正しい方法を身につけたいですよね。

「摩擦」と「つけすぎ」に注意!

肌に負担をかけてしまう原因としても最も多く、気を付ければならないこと、それが「摩擦」です。
最近は美容情報に精通する方がかなり増えてきたので、ご存知の方も多いかもしれません。
「メイクや汚れを早く隅々まで落とした方が肌にはいいはず」といった思いから、ゴシゴシ擦ったりしていませんか?
洗顔は、肌にはなるべく触れないように、たっぷりの泡でおこなうのがコツです。泡には汚れを吸着する効果があります。ですから、泡で肌に触れるだけで充分な洗浄効果があります。
私はエステの研修を受けたことがありますが、プロのエステティシャンはかなり軽いタッチで肌に触れるよう訓練されます。本当に自分では触れるか触れないか、くらいの軽い力でも「強すぎます」「もっと肌に触れないように」と注意されます。
自分では優しく洗っていると思っていても、知らず知らずのうちに力が入ってしまいがちです。なるべく「肌には極力直接触れない」ように練習してみましょう。
もちろん、タオルでゴシゴシ拭く、なんていうのも絶対NGです!タオルは柔らかく吸水性の良いものを選び、優しく押さえて肌の水分を吸い取るようにしましょう。

また、他にも敏感肌を加速させる間違ったスキンケアとして、「化粧品のつけすぎ」があります。「たくさんつけた方が肌に良さそう!」「徹底的に保湿しなくちゃ!」そんな風に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。つけすぎることによって、湿った肌に細菌が増殖したり、皮脂が多くな過ぎニキビが増えたりすることもあります。
適量を使用することで、肌のバランスを崩さないようにすることが大切です。

「洗い過ぎていませんか?」

ニキビや皮脂が多いことを気にされる方に多い間違いが、「洗い過ぎです。一回の洗顔で何度も重ね洗いをしてしまったり、一日に何度も洗ったりすると、セラミドなどの肌に必要な成分まで洗い落としてしまう危険性があります。

セラミドとは、肌の角質と角質の間にある細胞間脂質という物質の50%を占める主成分のことで、角質同士を接着するような働きをしています。主に外部刺激が皮膚内部へ侵入するのを防ぐバリア機能や、肌に必要な油分や水分を吸収して保持する役割があり、これが不足すると肌がスカスカの隙間だらけのような状態になってしまいます。そうなってしまうと、肌内部の水分がどんどん蒸発してカサカサに乾燥してしまったり、外部の刺激物質が肌の奥まで影響を与え、ヒリヒリ感や痒みを引き起こしたりします。
セラミドは若い肌に多く含まれており、年齢や取り巻く環境の影響によって段々減少していきます。老人性乾皮症などは、肌が乾燥しカサカサの状態になっており、セラミドが殆どなくなっているというデータもあります。セラミドはみずみずしく若々しい肌を維持するためには欠かせない成分なのです。ほとんどの敏感肌用の基礎化粧品にはセラミドが配合されており、皮膚の外側から塗ることで補うことができます。

セラミドの他にも有効な美肌成分を洗い落としてしまうことによって角質が乱れ、敏感肌をより悪化させてしまうことがありますので、洗いすぎには充分注意が必要です。
クレンジングから洗顔までは、あまり長い時間をかけすぎず、2分30秒くらいでダブル洗顔を終えるくらいのスピードがよいと思います。

また、ゴマージュやピーリングなど、不要な角質を除去するものに関してもやり過ぎは禁物です。「基礎化粧品の浸透をよくしたい!」「くすみを落として透明感のある肌になりたい!」、その一心で、知らず知らずのうちに手に力が入ってしまって…、なんてことにもなりかねません。そうなってしまうと必要な角質層まで一緒に剥がしてしまうことになり、より外からの刺激を受けやすくなってしまいます。

「保湿」は水分と油分の2種類が必要です

敏感肌といえば保湿!というのを連想される方は少なくないでしょう。しかし、保湿をするには、ただ化粧水を使って「水分だけ」や「油分だけ」を補充するのでは不充分といえます。敏感肌は角層の乱れによって、肌バリアが穴だらけでスカスカになっている状態です。スカスカ状態のまま、化粧水などで水分だけを補充してもすぐに蒸発してしまいます。それはまさに、穴の空いているバケツに水を満たそうとしているようなもの。ですから、化粧水などで水分を補給したあとに乳液やクリームなどの「油分」でしっかり皮膚バリアの穴を塞ぎましょう。油分は肌表面に膜をつくり、水分の蒸発を防いでくれます。
油分だけを補充しても、今度は内側がカラカラで乾燥したままの、脂性敏感肌になる可能性があり、肌トラブルが改善されないこともあります。必ず「水分」と「油分」両方を補うようにしましょう。
乳液とクリームの違いは、水分と油分の割合の違いです。乳液は水分が多く、つけ心地も軽いです。クリームは油分が多く、よりしっとりした感じになります。
どちらを使うか、好みや季節によって使い分けてもいいですし、乾燥しやすい目元や口元などの部分にはクリーム、その他の部分には乳液という感じで使ってもいいと思います。

皮脂の取り過ぎ脂性敏感肌に

皮脂は肌の水分が蒸発するのを防いだり、外部からの刺激から肌を守ったりする働きもあります。肌が乾燥してきたことに反応して、皮脂を分泌しているのに「テカりが気になって…」などと思ってしまうことはないですか?気にしすぎて、あぶらとり紙を使い過ぎたり、顔を洗い過ぎたりすると、皮膚内の水分が蒸発してしまいます。その乾燥に肌が反応して、さらに皮脂を分泌させ、それをまた拭き取ってしまう。そのようなことを繰り返していると、肌の内側は乾燥してカラカラ、表面は皮脂が多すぎてベタつくという脂性乾燥肌となってしまいます。それが進行すると脂性敏感肌となり、トラブルを起こしやすい肌になってしまうのです。

運動不足

肌の代謝を促進するためには、適度な運動が必要です。筋力トレーニングや有酸素運動などの運動をすることによって成長ホルモンの分泌が活発になるため、運動選手は肌が綺麗でハリやツヤのある方が多いといわれています。また、日中にたくさん体を動かすとストレスが軽減され、夜は適度な疲労によって、ぐっすりと眠ることもできます。血流も良くなり、末梢の血管まで血液が届くので、末端細胞の角層のケアにも役立ちます。ただ運動で体温が上がると炎症を起こす場合もあるので、過度な運動には注意して、熱を持った部分を適度に冷やすなど、対策も考えておこなうといいでしょう。

食習慣の乱れ

基本的に食事の際は、炭水化物とタンパク源の魚・肉・豆類・卵、野菜をたっぷり摂ることが大切です。化学調味料、食品添加物が多い外食は避け、手作りすることで、肌に必要な栄養を取り入れます。揚げ物は油が酸化したものは避けて、揚げたてを食べましょう。脂性敏感肌などの原因となる、皮脂の分泌過多の理由として、中性脂肪になりやすい食事が多いことがあげられます。例えば、お菓子、揚げ物、アルコールなどの中性脂肪のもととなる食品をとればとるほど皮脂の分泌が増えていきます。過剰な皮脂は放っておくと酸化して、過酸化皮脂という刺激物質に変わり、肌トラブルの原因となります。

アルコール、カフェインは摂取量が多すぎると必要なビタミン、ミネラルを体外に排出したり、血管を収縮させたりして、血行を妨げてしまいます。

また、肌の状態は腸内環境と密接に関係しています。ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品など、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす食品を食べるようにしましょう。食物繊維などをしっかり摂ることで老廃物の排出を促し、溜め込まない体質をつくることも大切です。

生野菜や冷たい飲み物、アイスなど、体を冷やす食べ物はなるべく避けた方がよいでしょう。体を冷やすと、血行が悪くなり肌の隅々まで栄養が行き渡らなくなることがあります。新陳代謝が低下し、肌バリアの働きに悪い影響を与える場合もあるのです。

積極的に摂取を心掛けたいのはビタミン類です。中でもビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは肌を健やかに保つために特に重要な働きをします。
ビタミンAは皮膚の再生を助け、細胞の働きを正常に維持します。また、細胞に代わって酸化されて細胞を保護し、活性酸素から受ける害を軽減する作用があります。
ビタミンCは、代表的な抗酸化成分として有名で、「万能ビタミン」とも呼ばれます。皮膚の再生効果やコラーゲンの生成、抗ストレス効果、メラニン生成の抑制、日焼け防止効果など、敏感肌の原因に大変有効な必須ビタミンです。
ビタミンEは、抗酸化作用がきわめて強く、過酸化脂質(酸化した脂質)の生成を防ぎます。血管を健やかに保ち、活性酸素からの攻撃から細胞を守る働きもあります。

ビタミンが多く含まれる食品は、野菜ではブロッコリー、パセリ、ピーマン(黄色、赤、緑)、芽キャベツ、フルーツはキウイ、いちご、柿、アセロラ、また、サツマイモやジャガイモなどの芋類などです。温野菜などにしてできるだけ温かい状態で食べると栄養も逃げず、体も冷やしません。

夕食は、眠りにつく2〜3時間前にとっておくと良質な睡眠をとることができます。逆に寝る直前に食事をとってしまうと就寝後も消化器官が活動を続け、睡眠を妨げてしまいます。悪い睡眠習慣は敏感肌の原因となります。もし、残業などでどうしても食事が遅くなってしまうようであれば、雑炊やうどん、おかゆなど消化によいものを食べるようにしましょう。ハーブティーやホットミルクも空腹感をやわらげ、よい睡眠に向かうことができます。

睡眠不足

時間に追われることの多い現代では、忙しくて睡眠時間をとれず、いつも寝不足という方も多いのではないでしょうか。
睡眠不足は、敏感肌の大きな原因に成り得ます。

ホルモンバランスの乱れが原因に

眠っている間は、様々なホルモンが分泌されたり、充分睡眠によって分泌が抑制されたりしてバランスを保っています。例えば「成長ホルモン」は、眠りに就いてから約3時間から4時間後のノンレム睡眠に最も多く分泌されるので、このときに良質な深い睡眠を取っていることが大切です。このホルモンは肌のターンオーバーを促進する働きがあり、この働きに支障が出ると、新陳代謝が悪くなることで肌のバランスが崩れ、肌バリアが働きにくくなります。
また、逆に眠りが浅かったり、睡眠時間が足りなくなったりすると、自律神経の乱れなどにより女性であっても「男性ホルモン」の分泌が活発になります。男性ホルモンは皮脂の分泌を促したり、肌の柔軟性を失わせたりする働きがあります。皮脂は酸化すると過酸化皮脂という刺激物質になります。
こちらも肌バリアの働きを妨げ、刺激に弱い肌になってしまうことがあります。

睡眠不足は自律神経の乱れや免疫力の低下などを引き起こします。さらにそれが睡眠障害の原因となるなど、どんどん敏感肌の要因を増やす悪循環に陥ってしまうことにもなりかねません。

ストレス

ストレスによる敏感肌は、どのようなメカニズムで起こるのでしょうか。
適度なストレスは体に良い影響をもたらすこともあります。しかし、過度にストレスがかかると、多くの問題を引き起こすことになり、と特に肌への害は目に見えて明らかになります。きちんとスキンケアを行っているのに、なぜか改善されない、といったときにはストレスによる影響がないか考えてみるといいでしょう。
精神的に負荷がかかる状態が続くと、自律神経が乱れ、免疫系統に支障をきたしたり、筋肉が萎縮したりして、血行不良などが起こることがあります。血行不良は肌のターンオーバーに直接関係して不要な角質の蓄積に繋がり、肌のバリア機能を低下させてしまいます。また、免疫機能が落ちてしまうことで外部からの刺激に対抗する力が弱まるため、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。

自律神経の不調は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって起きる状態です。「自律している神経」というその名前の通り、自分の意思でコントロールすることができません。本人の思考とは無関係に様々な器官、呼吸、腸の蠕動運動など、多くの筋肉の動きを司っています。意識していなくても、ストレスがかかる状況になると痒みが起こり、かき破ってしまうといったことも、ストレス性敏感肌の人に起こりやすい症状のひとつです。

紫外線

紫外線とは、太陽光に約6%含まれる電磁波の一種で、目には見えない不可視光線と呼ばれるものです。目に見える光よりも短い100nm〜400nm程度の波長で、紫の外側にあることからラテン語表記で「Ultra Violet」といいます。この頭文字をとって「UV」と表記されているんですね。
紫外線ダメージには、蓄積されることによってだんだんと表れる慢性的なものと、すぐに表れる急性的なものがあります。また、紫外線の種類によって受けるダメージが異なります。

UVA、UVB、UVC

・UVA(紫外線A波)
波長が315〜400nmの最も長い紫外線です。大気による吸収の影響を受けにくく、地上に届く紫外線の約90%を占めています。人体への短期的な影響は比較的少ないのですが、肌の奥の真皮まで届きます。慢性的なダメージを与え、シワ、たるみなどの原因になり、メラニンを黒くする作用もあります。
曇りの日や窓ガラス越しでも影響があります。

・UVB(紫外線B波)
280〜315nmの波長で、主に短期的なダメージを与えます。地球を取り巻いているオゾン層でほとんどが吸収され、地上に届く紫外線の約10%を占めています。肌への影響が強く、サンバーンやサンタン(日焼けのあと、肌が黒くなる現象)を引き起こします。シミの原因となり、表皮細胞やDNAを傷つけ、重大なダメージに繋がることもあります。

・UVC(紫外線C波)
100〜280nmの短い波長で、最も強い影響を与えます。オゾン層や大気中の酸素分子によって吸収され、地表に到達することはありません。

紫外線ダメージの種類

・サンバーン
これは簡単にいうと、「日焼け」のことで主にUVBが原因となります。紫外線を浴びたあと6〜48時間後に起こる炎症で、ヒリヒリしたり痛みを感じたりすることもあります。
皮膚にUVBがあたると、表皮にある角化細胞で活性酸素がつくられます。この物質は毛細血管を拡張させるため、皮膚表面の血流を促進し、赤みなどの炎症を引き起こします。
一般的な日本人は、夏の正午の日差しですと20分ほどでこの症状が現れるといわれています。

・サンタン
紫外線を浴びてから72時間ほどでメラノサイトが増えて拡大を始め、チロシナーゼという物質を活性化させます。サンタンとはチロシナーゼがメラニンを増殖させ、肌が浅黒くなってゆく症状です。UVA、UVBの両方が原因となり、痛みや腫れなどはありません。

・光老化
真皮層までUVAが届き、長年のダメージが蓄積することによって、活性酸素が線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンにダメージを与え、シミや深いシワの原因となります。短期的な敏感肌の症状とは異なりますが、肌バリアの低下によってより深刻なダメージとなりえますので注意が必要です。

紫外線にはメリットもある

肌にとっては有害なイメージが強い紫外線ですが、メリットもあります。
紫外線を浴びることによって得られるメリットとして、体内でのビタミンDの生成があげられます。ビタミンDは体内のカルシウムの利用を促進する作用があり、骨の代謝や形成には欠かせません。ビタミンDが不足すると骨粗鬆症になりやすくなるなどのリスクが高まります。ただ、ビタミンDに関しては、食事からも摂取することができます。肌へのダメージなどのデメリットを考慮に入れると、そちらの方が断然よい方法だといえるでしょう。

ちなみに、ビタミンDを体内で生成するためには、どのくらい日光を浴びなければいけないのでしょうか。
環境省の紫外線環境マニュアル2015によれば、1日におけるビタミンDの必要量は「10μg〜25μg」となっています。さらにこの必要量を保つための推奨日光曝露量は、東京都心部における8月初旬の晴れの日を仮定すれば3分、1月初旬であれば50分の外出で補えます。個人差があるので一概には断言できませんが、食事からの摂取も踏まえて考えると、日本では不足の心配はほとんどないといえます。

もうひとつ紫外線の大きなメリットとしては、殺菌作用があげられます。細菌の増殖を防ぎ、清潔に保つことは肌にとっても、とてもよいことです。
他にも、太陽光全体で考えれば、血行や新陳代謝を促進したり、体内リズムを改善したりなど、生活には欠かせないものでもあります。

外的刺激

肌は外部と直接接触していますので、外的刺激の影響をかなり受けやすい部分です。
温度変化、アレルゲン物資、ほこりダニ、雑菌、紫外線、化学物質など、刺激になるものは数多く存在します。通常であれば肌のバリア機能が、ある程度のことは防いでくれます。しかし、角層が乱れてスカスカになると、いわばバリアが穴だらけになったような状態になり、肌内部まで届いて刺激の影響を受けるようになります。ヒリヒリ、チクチクした感じや、痒みを引き起こしてしまうことがあるのです。
さらに、痒みなどを感じたりして肌をこすったり、かきやぶったりしてしまうと、より敏感肌の悪化を招くことになってしまいます。
直接肌につける化粧品は、与えるダメージがより大きくなりますので、成分をよく検討して、外的刺激物質が含まれていないものを慎重に選ばなくてはなりません。

ほこり、ダニ、タバコの煙などで汚染された環境や、化粧品などの刺激によってダメージを受けると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、脂性敏感肌の原因となる場合があります。

化粧品の成分

刺激が強く、肌トラブルの原因となってしまう成分はたくさんありますが、ひとつずつ細かく調べるのはとても大変ですよね。代表的な成分をまとめましたので、化粧品を選ぶ際の参考にしてみてください。

特に刺激が強い成分

・アルコール:乾燥肌になる可能性があります。
・硫酸、 スルホン酸系:脱脂力が高い分刺激が強い成分です。
・ハイドロキノン:敏感肌の場合は皮膚科での処方がおすすめです。
・レチノール:レチノイド反応や肌の乾燥を招くことがあります。
・ピーリング成分:PG(プロピレングリコール)、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルリン酸Na、アスコルビン酸硫酸2Na、メントールやカンフルなどの香料など

刺激がある可能性のある成分

・植物油:精製度が低い場合、不純物が刺激になることがあります。
・紫外線吸収剤:塗ってかぶれる場合と、塗った状態で紫外線にあたると、痒みがでる場合があります。
・酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛:シリコンでコーティングされるなど、敏感肌対応のものもあります。
・タール色素:アメリカでは、アイメイク製品への配合禁止となっています。
・洗浄成分:ベタイン系、アミノ酸系は比較的低刺激です。
・石鹸:アルカリ性のため、ピリピリすることがあります。
・カチオン界面活性剤:肌に残ると、かぶれる場合があります。
・美白成分
・防腐剤 DPG
・植物エキス
・ラノリン
・キレート剤

低刺激で比較的安心して使える成分

個人差があるので絶対に刺激がないとは言い切れませんが、比較的安心して使うことができる成分です。化粧品会社のイメージ戦略により悪いイメージが先行してしまうものもありますが、過剰に避けなくても大丈夫なものもあります。
・乳化剤
・シリコン
・ポリマー
・鉱物油

改善するポイント

これまでのことを踏まえると、敏感肌の改善は6つのポイントに絞られます。
・保湿する
敏感肌を改善するために最も重要な要素です。水分と油分の両方をバランスよく肌に与えることが必要です。

・生活習慣の改善
適度な運動、食事、睡眠などの基本的な習慣を改善することで、敏感肌は抑えられることが多くあります。

・刺激を与えない
特に状態が悪い時にとき、徹底して低刺激の基礎化粧品などを積極的に利用しましょう。肌が改善してくれば、普通の化粧品に戻すこともできるようになります。

・肌のセラミドを増やす
ほとんどの敏感肌用の基礎化粧品にはセラミドを補う成分が含まれています。上手に使って、肌のセラミドを増やしていくことが大切です。

・紫外線をカットする
紫外線は日焼け止めを使ってカットすることで、メリットとデメリットの両方をうまく取り入れることができます。

・ストレスを避ける
精神的な要因も敏感肌を悪化させます。環境を変えたりするのもいいと思います。

全てを改善しようとすると、やることが多過ぎて、かえってストレスになってしまうこともあります。できることから取り組んで、自分に合った方法を探してみることが大切です。だんだんと身についてくると自然に取り組めるようになり、肌も綺麗になっていきますよ。

敏感肌の方におすすめスキンケアアイテム

優しい成分でしっかり保湿ができるものを選ぼう

かくいう私も、重度の敏感肌で、全身の肌トラブルによって肌バリアがなくなり、痛くて手の施しようがない状態も経験してきまた。そのとき、皮膚科のお医者様にすすめられたものはやはり「低刺激」と「保湿」でした。
それをもとに長年様々なスキンケアを試し、対処してきたお陰で、現在はほとんど気にならなくなり、肌も驚くほど綺麗になりました。スキンケアアイテムは正しい知識を持って商品を選び、正しい方法で使うことで、高い効果を得ることができます。ここでは敏感肌関連の商品の中でも、特にオススメの厳選商品をご紹介したいと思います。

キュレル オイルメイク落とし

がっつりメイクもこすらず、さっと落ちる!

キュレル オイルメイク落とし 【医薬部外品】
■容量:150ml
■価格:1,300円前後(コスメクリップ調べ)※1

無香料、無着色、アルコールフリーで、特に乾燥性敏感肌の方向けのメイク落としです。
落ちにくい濃いメイクにも馴染みがよく、しっかりマスカラも簡単にすっきり落とし、セラミドにも着目して過度に洗い流さない設計になっており、肌バリアを守ることができます。
さらさらした使い心地で肌にも伸ばしやすい軽いテクスチャーです。お湯で洗い流したあともツッパリ感がなく、ベタつきも残りません。オイル系のベタつきはニキビなどの原因にもなってしまいます。しっとりスッキリの洗い上がりは理想的ですよね。簡単に時間をかけずにメイクを落とせて、肌に負担がかかりにくいところもおすすめ。
薬局でも手軽に買うことができます。

ミノン アミノモイスト クリアウォッシュ パウダー

敏感肌でも酵素洗顔ができ、なめらかな肌へ

ミノン アミノモイストクリアウォッシュパウダー(ミノン)
■容量:35g
■価格:1,400円前後(コスメクリップ調べ)※1

無香料、無着色で、弱酸性に調整されており、刺激を抑えてあります。一般的に酵素洗顔は効果絶大である分、刺激が強く敏感肌の場合は避けた方がよいとされています。敏感肌は表面の角質層が乱れているので、タンパク質や脂質を酵素によって分解してしまうと、バリアがますます働かなくなってしまって悪化させる恐れがあるからです。
この商品で使用されている酵素はプロテアーゼという酵素で、タンパク質を分解するため、不要な角質を除去して肌をツルツルにする効果があります。これだけでは敏感肌に過度の刺激を与えてしまいますが、ミノンのアミノモイストクリアウォッシュパウダーは3つの要素で肌バリアを強化し、負担を軽減するように開発されています。内側の潤いを強化するアミノ酸、アミノ酸系セラミド類似成分、肌表面の保湿成分を配合しているため、敏感肌でも毎日使える酵素洗顔料となっています。ただ、こちらも個人差がありますので、もし刺激が出るようなら使用頻度を下げるようにしてください。酵素による分解で肌を洗浄するため、より肌に触れることなく洗顔を行うことができます。肌のザラつきや角栓が気になるときや、敏感肌だけど透明感のある肌になりたい!という方に、ぜひ使っていただきたい商品です。

ファンケル 乾燥敏感肌ケア 化粧液

乾燥が原因の敏感肌に、優しくしっかり保湿する化粧液

ファンケル 乾燥敏感肌ケア 化粧液(ファンケル)
■容量:10ml(約10日〜14日分)×3本
■価格:1,836円(税込)

ファンケルといえば低刺激な化粧品が多く、健康的なイメージのあるブランドですよね。こちらはトロッとした質感で保湿力が高いのが特徴の化粧液です。敏感肌のケアで特に重要なのが「肌内部の水分量を増やす」ことです。こちらのFDRシリーズは、肌バリアの機能を高めることに着目したラインナップで、乾燥性敏感肌の改善に特にオススメです。おすすめの基礎化粧品を試してもあまり効果を感じられなかったという方は、こちらの化粧液を試してみてはいかがでしょうか。小さなボトルに少量ずつ小分けになっているため、持ち運びにも便利で、清潔にいつもフレッシュなものを使用することができます。一滴でも広範囲に広がり、価格もお手頃なので、とても使いやすい商品だと思います。

ディセンシア サエル ホワイトニング エッセンス コンセントレート

敏感肌専門ブランド発の美白美容液

サエル ホワイトニング エッセンス コンセントレート(ディセンシア)
■容量:36ml
■価格:7,500円(税抜)

美白成分は刺激の強いものも多く、敏感肌の場合は敬遠しがちな成分ですが、白く美しい肌にはとても憧れますよね!できれば取り入れたい成分です。
ディセンシアは、ポーラR&M研究所の研究に基づいて商品開発が行われており、東洋医学系の知識や独自の着眼点によって、他ブランドにはない効果を狙った成分が使われているのが特徴です。
この美容液の敏感肌向けのポイントとしては、合成成分を使っておらず、全て天然にこだわっているということです。ストレスに起因する肌トラブルにも対応する天然成分も含んでおり、皮膚温の上昇、血行促進、活性酸素の分解など、なかなか解決しづらいストレス要因から肌を守る効果があります。また、ソフトメルティングオイルという肌の温度で溶けやすい成分は、塗るときの摩擦を少なくし、セラミドナノスフィアというセラミド成分の配合により、肌バリアを高めるためのアプローチもされています。ただ天然成分といっても、人によっては刺激になる場合もあります。10日間のトライアルセットも用意されていますので、そちらで使い心地を試してみるのも良い方法だと思います。
初回限定サエル トライアルセット(ディセンシア)
■容量:10日分
■価格:1,370円(税抜)

松山油脂 肌をうるおす保湿乳液

大豆由来成分と5種類のセラミドでしっかり潤う

肌をうるおす保湿乳液(松山油脂)
■容量:95ml
■価格:1,300円(税抜)

アルコール、パラベン、香料、着色料、鉱物油不使用で低刺激となっています。大豆由来の成分は保湿効果に優れ、肌の水分保持を高めます。皮膚細胞の活性化を促進、メラニンを抑制し、シミそばかすを防ぐ美白効果もあり、美肌の万能成分と言われています。男性ホルモンの分泌を抑制し女性ホルモンに似た効果を発揮するため、肌の柔軟性を高め、皮脂の分泌を抑制するなど、敏感肌の改善にも役立ちます。睡眠サイクルが乱れがちな方にもおすすめ。大豆アレルギーがある場合には、使用を控える必要がありますが、そうでなければ刺激が少なく敏感肌に大変有効です。
セラミドもしっかり配合されているので、肌バリアの改善にも役立ちます。

ノブII・ノブⅢ モイスチュアクリーム

何をしてもヒリヒリ、敏感…。そんなときに頼りたいクリーム

ノブII・ノブⅢ モイスチュアクリーム(ノブ)
■容量:50g
■価格:5,000円(税込)

ノブはアルコールフリー、無香料、無着色で、皮膚科などでも紹介されることのある低刺激化粧品ブランドとして有名です。原料の精製度も高いので、不純物による肌トラブルの心配もありません。「どうしても痛くてダメ」というときには、こちらを使ってみましょう。
敏感肌用化粧品には、ノブⅡとノブⅢというシリーズがあります。どちらかというと、ノブⅢは皮膚バリアの再構築を促進し、保湿力も高い製品です。一方、ノブⅡは、より低刺激な成分だけを配合してある製品で「刺激を与えない」ことを重視した作りになっています。よって、極度の敏感肌の場合にも使用できるのがノブⅡのラインナップです。使用感もノブⅡは、サラサラと刺激を感じませんが、保湿効果などは物足りなさを感じるかもしれません。かなりひどい敏感肌の方にオススメのシリーズで、そこまでではないと言う方、以前よりも改善してきた場合にはノブⅢにした方が保湿効果などを実感できると思います。
ちょっとお高めなので、初めての方や、どちらがよいか迷われる場合はトライアルセットがおすすめです。

ノブⅡ トライアルセット(ノブ)
■容量:1週間分
■価格:1,500円(税抜)

ノブⅢ トライアルセット(ノブ)
■容量:1週間分
■価格:1,500円(税抜)

無添加工房OKADA OKADA UVミルク

家族のためにという思いで作られたから、とことん低刺激

OKADA UVミルク(無添加工房OKADA)
■容量:50g
■価格:3,590円(税抜)

シリコン、ポリマーもカットし、食品に使用できるレベルの成分を使用しており、低刺激で安全性の高い日焼け止めです。石鹸で落ちるので洗浄時に、肌に負担がかかりにくいのもいいですね。
紫外線は肌トラブルを引き起こし、肌バリア機能を弱めてしまうので、できるだけ日焼け止めで紫外線カットするのが大切です。しかし敏感肌になってしまうと、日焼け止めを塗ることで炎症を起こしてしまうことが多く、どちらにしても肌トラブルを起こしてしまうことがあります。
そんなときには、このOKADA UVミルクをおすすめします。紫外線対策は日焼け止めの強さよりも「塗る量」と「塗る頻度」が大切なんです。
日常生活レベルでの日焼け止めは、強いものでなくても大丈夫です。注意しなければいけないのは塗る量と頻度で、多くの人は塗る量が必要量よりも少なく、半分くらいしか効果を得られていません。日焼け止めを効果的に使用するためには、顔であれば1円玉くらい、首は10円玉くらいが必要で、2〜3時間毎に塗り直すのが理想的です。必要最低限のPA値は、目安として「PA++」「PA+++」「SPF15以上」とされています。不必要に高すぎるSPF、PAを選んでしまうと肌への負担となり、肌トラブルの原因となってしまう可能性があります。SPFはUVBをどのくらいの時間防ぐかということを示した値で、PAはUVAをどの程度ブロックできるかを示したものです。OKADA UVミルクはSPF20、PA++となっており、大変理想的といえます。

まとめ

敏感肌は気をつけなければならないことがたくさんありますが、ポイントを押さえれば、日常生活も気持ちも大分楽になります。保湿すること、刺激を与えないこと、肌を清潔に保つこと、セラミドを保つこと、生活習慣の見直しなどの知識を身につけて、肌トラブルの悩みから抜け出しましょう!敏感肌だからといって、美肌をあきらめる必要はないのです。
私の場合は、重度の敏感肌により入院寸前だったので、最初のうちは本当にシンプルな低刺激の保湿剤しか使うことができませんでした。重度になればなるほど、シンプルなスキンケアをおすすめします。最も大切なことは、刺激を与えずに「洗う」、肌に触れる頻度を減らし効果的に「保湿」する、「紫外線をカット」することです。もちろん個人差はありますが、今回ご紹介したケアアイテムは、かなりひどい敏感肌の方でもお使いいただける商品だと思います。
シンプルで質の高い基礎化粧品によって、敏感肌でお悩みの方が一人でも多く笑顔になることを祈っております!

2018.12.12