2018.11.15

スキンケアの要、乳液の役割とは?乳液・化粧水・美容液の順番も解説

健康で美しい肌を維持するためには、毎日のスキンケアは欠かせません。
一般的なスキンケアというと、洗顔をして化粧水をなじませ、その上から乳液を重ねるイメージが強いと思います。しかし、保湿力の高い化粧水を使っていたりすると「化粧水だけで十分保湿されているし、乳液って必要なの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ここでは乳液の正しい知識やスキンケアの順番、効果的な使用方法を紹介します。化粧品の力を最大限に発揮する知識を身につけて、今よりももっと美しい肌を目指しましょう。

乳液の役割

 
化粧水をつけた後に乳液を使用するのが、基本的な洗顔後のスキンケアの順番です。なぜなら、乳液の効果は、化粧水を使用した後の肌でこそ発揮されるからです。化粧水と乳液は、成分や効果が似ていてもそれぞれの役割が違います。
化粧水は、洗顔によって乾燥した肌に、たっぷりと水分を与えて乾燥をやわらげる役割があります。成分の大部分が水分で構成されていて、角質層への浸透力を重視して作られているのです。
一方、乳液は成分の20~30%が油分でできているため、化粧水と比較すると角質層への浸透力は低くなっています。代わりに、乳液をなじませると肌の表面には油分の膜が張られます。そして、化粧水によって角質層へ浸透した水分が蒸発しないよう働きかける、蓋のような役割を果たします。
つまり、化粧水は洗顔によって不足した水分を肌に補う働きを持ち、乳液は肌に蓄えられた水分を逃がさないように守る役割があるのです。

健康な肌を保つためには、水分量と油分量のバランスが整っている必要があります。油分を補ってくれる乳液は、肌の水分と油分のバランスを整え、トラブルの起きにくい健康な肌を維持するために欠かせない存在です。

乳液・化粧水・美容液・クリームの正しい順番とは?

基本のスキンケアは、化粧水をつけた後に乳液、という順番が正しいと紹介しました。
しかし、そこに美容液やクリームなども使うことを考えると、どういう順番が効果的なのか迷ってしまうかもしれません。保湿効果が高く、美容成分がたくさん配合されているアイテムでも、使用する順番が正しくなければ、その効果は目減りしてしまいます。
乳液と化粧水に加えて、美容液、クリームをスキンケアに取り入れる場合の順番は【化粧水→美容液→乳液→クリーム】が正解です。それでは、それぞれの役割を詳しく確認してみましょう。

まず、洗顔で乾いた肌に、化粧水で充分な水分を肌に与えてあげます。基本のスキンケアであればこの後に乳液が続くのですが、美容液を使用する場合は、乳液を塗布する前のタイミングが適しています。なぜなら、美容液はシワやたるみなどの肌トラブルに対して集中的なケアができるアイテムなので、効果を実感するためにも肌へしっかり浸透させる必要があるからです。
乳液を使用すると肌に油膜ができてしまい、美容液に含まれている薬用成分や有効成分が浸透しにくくなります。逆に、美容液の後に乳液を使用すれば、水分や美容成分を逃がさないように閉じ込めることができます。

最後にクリームですが、油分の多さや、配合されている成分などの違いはあるものの、基本的な役割は乳液と同じです。乳液よりも油分の割合が高い膜で肌の表面を覆うため、乳液よりもしっかりと肌に蓋をすることができます。
一方、脂性肌や混合肌など肌質によっては、油分が多くなりすぎてニキビを含む肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
美容液やクリームは、必ず使用しなければいけないアイテムではありません。自分の肌のタイプや状態、悩みなどに合わせたスキンケアを心がけましょう。

先行乳液は、化粧水の前に!

上記で、基本のスキンケアは化粧水の後に乳液を使用すると説明しましたが、実は例外があります。それは、先行乳液を使用する場合です。
先行乳液は、油分が多く配合されている通常の乳液とは異なり、油分と水分、保湿成分などがバランスよく配合されています。そのため、肌なじみがよく、洗顔後すぐに使用することで効果を発揮するのです。「ブースター」や「先行美容液」という名前で呼ばれることもあります。
洗顔後の肌は、洗顔料やお湯によって、皮脂やセラミドなどの保湿成分が流されてしまっている状態です。特に乾燥肌や敏感肌の方などは、この状態では角質層が柔らかさを失い、肌のキメが乱れ硬く厚くなり、化粧水の浸透が悪くなっています。
そこで、先行乳液の出番です。この硬くなった角質層を柔らかく整えてくれるため、化粧水の浸透力を高めることができます。推奨されている使用方法は製品によって異なりますが、コットンを使用してなじませるタイプが主流です。

効果を最大限に引き出す!乳液の正しい使い方

乳液の効果を最大限まで引き出すためには、乳液を使うタイミングを守る事、そして乳液を単品で使わないことが大切です。きちんと順番を守って、化粧水や美容液と一緒に使用するようにしましょう。

また、乳液のなじませ方にも、正しい方法があります。
洗顔後の肌はとてもデリケートな状態なので、ちょっとした刺激でもダメージになってしまうかもしれません。乳液を使用するときは、肌に刷り込むようになじませるのは絶対にやめましょう。まずは手のひらやコットンに適量を出し、浸透させるようなイメージで、肌に押し当てながら優しくなじませてください。手でつけるときは、乳液を体温で温めてから肌に乗せると、肌なじみがよくなります。
肌の乾燥が気になる部分があるという方には、乳液の重ねづけがおすすめです。乾燥が気になる部分や乾燥しやすい部分に、もう一度乳液をのせて入念に保湿するようにしましょう。

効果を最大限に引き出す!乳液の正しい使い方

「化粧水と乳液を一緒に買ったのに、使っていくうちになぜか乳液だけ残ってしまった」という経験をしたことのある方は、多いのではないでしょうか。買ってはみたものの、肌に合わなくて使い切れなかった、ということもあるかもしれません。
かといって、余った乳液を捨ててしまうのはもったいないですよね。実は、あまった乳液には、スキンケア以外にも意外な使い道があります。

・固まってしまったマスカラを乳液で復活させる方法
マスカラをしばらく使わずにいると、いざ使用したいときに、固まって出ないことがありますよね。そんなときは、マスカラの中に乳液を2~3滴落としてください。乳液とマスカラ液をマスカラブラシでしっかり混ぜると、乳液の油分が固まっていたマスカラを溶かして、また使用できるようになります。

・革製品の汚れ落とし
バッグや靴など、汚れがついた革製品の汚れ落としも、乳液でできてしまいます。いらない布や、やわらかいハンカチ、ガーゼなどに乳液をつけて汚れを優しくふき取ると、まるで新品のような輝きが戻ってきます。

このように、乳液にはスキンケアだけではなく、実生活に役立つ便利な使い方もあるのです。

SNSで話題!毛穴がなくなる乳液洗顔

女性の肌悩みの中でも、特に多いのは毛穴のトラブルではないでしょうか。毛穴のつまりや黒ずみによるポツポツ、毛穴の開きなど、鏡を見るたびにうんざりしますよね。
そんな毛穴トラブルに効果てきめん、とSNSで話題になったのが「乳液洗顔」です。乳液洗顔とはその名の通り、洗顔料を使わずに乳液で洗顔することです。やり方はとっても簡単なので、ここで紹介します。

①まず乳液を手のひらにとり、浸透しやすくなるよう人肌に温めます。洗顔を始める前に、蒸しタオルを顔に当てて毛穴を広げておくと、毛穴の汚れがより落ちやすくなります。時間があればぜひやってみてください。

②乳液を顔全体にまんべんなく広げて、角質や毛穴などが気になる所を中心に、くるくると円を描くようになじませます。

③乳液の油分で汚れが浮き上がってきたら、コットンにたっぷりと化粧水を染み込ませて、汚れが完全につかなくなるまで優しくふき取ってください。

④ふき取り終わったら、いつも通りのスキンケアでお肌を整えて、おしまいです。

乳液洗顔が毛穴のケアに効果的と言われているのは、乳液に配合されている油分が毛穴に詰まった皮脂や角栓を浮かせて、毛穴をきれいにするからです。毛穴が小さくなってお肌にハリが出ると評判の「乳液洗顔」に、ぜひチャレンジしてみてください。

頑固な乾燥には、乳液マスクでうるおいを

しっかりスキンケアをしても改善されない頑固な乾燥肌に困っている方、季節の変わり目などに乾燥を繰り返す不安定なゆらぎ肌の方、それは深刻な悩みだと思います。こうした頑固な肌の乾燥を改善するには「乳液マスク」がおすすめです。
自宅で手軽にできて、高い保湿力も実感することができるので、頑固な乾燥肌にローションマスクでは物足りない、と感じていたら挑戦してみるとよいでしょう。乳液マスクは、今使用しているスキンケアアイテムを使って簡単にできます。

①化粧水をコットンにたっぷり含ませ、ローションパックの要領で肌に張りつけます。

②乳液を手に取り、ローションパックの上から広げていきます。このとき、強く押さえるとパックがはがれてしまうので、優しくなじませてください。肌のトラブルや乾燥が気になるところは、重ねづけして保湿力をアップさせましょう。

③その状態でしばらく放置します。放置時間は、お肌の状態を見ながら3~10分の範囲で調節してください。はがした後、残った乳液を肌になじませておしまいです。

乳液クレンジングで肌に優しくメイクオフ

「クレンジングフォームを使うと突っ張る」「オイルタイプは乾燥がひどい」といったクレンジング難民の方におすすめしたいのが「乳液クレンジング」です。スキンケアに使用する乳液はお肌の保護と保湿が主な役割ですが、使い方次第では優秀なクレンジングに早変わりします。

そのやり方は、まずスキンケア用の乳液をたっぷりコットンにつけ、肌の上で円を描くように優しく、くるくると撫でます。すると油分の力でメイクが浮き上がってくるので、それを化粧水や精製水でふき取ってから、いつも通りの洗顔をすればOKです。
保湿成分が配合されており、肌への刺激が少ない乳液でクレンジングを行うことで、潤いや油分を残しながらメイクを落とすことができます。ただし、やはりクレンジング専用のアイテムに比べると洗浄力は低いので、ナチュラルメイクのときか、あらかじめポイントメイクを落とした後に乳液クレンジングを始めるとよいでしょう。

ボディケア・ヘアケアにもマルチに使える

乳液はスキンケアだけでなく、ボディケアやヘアケアにも使用できます。乳液にはもともと油分と保湿成分が多く配合されているので、体の乾燥へボディーローション代わりに使用できます。
髪のパサつきが気になるときや、まとまらないときには、乳液をなじませて状態を良くすることも可能です。
乳液が1本あれば、身体中の保湿ケアができてしまいますね。

様々な肌悩みにおすすめな乳液をご紹介

乳液を選ぶときにもっと重視するべきなのは、自分の肌質や悩みに合ったアイテムであるか、という点です。
ここでは、保湿効果が高く刺激の少ない、乾燥・敏感肌の方におすすめの乳液を紹介します。

ヒト型セラミド配合で乾燥肌もふっくら保湿できる「ノブIII ミルキィローション」

乾燥によって弱ってしまったバリア機能をサポートし、肌荒れやカサつきがちなお肌をやわらかく滑らかに整えてくれる、乾燥・敏感肌専用の乳液です。アルコールフリー、無香料、無着色と低刺激な乳液がデリケートな肌を優しく保湿します。保湿成分に天然型セラミド(セラミド3)、有効成分としてグリチルレチン酸ステアリルを配合することで、肌のバリア機能をサポートしています。

ミルキィローション
■容量:80ml
■価格:4,000円(税抜)

揺らぎやすい肌でも安心して使える「無印良品 乳液・敏感肌用・しっとりタイプ 」

季節や年齢によって肌の状態が安定しない方におすすめの乳液です。岩手県釜石の天然水を使用していて、無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリーと低刺激を追求しています。敏感でデリケートになった肌にも、負担をかけずにケアすることができるプチプラ化粧品です。

乳液・敏感肌用・しっとりタイプ
■容量:200ml
■価格:537円(税抜)

アルブチン×ヒアルロン酸で、美白も保湿もできる医薬部外品の「肌ラボ 白潤薬用美白乳液」

乾燥対策と美白ケアを一緒にしたい方には、この乳液がおすすめです。美白有効成分の天然型高純度アルブチンと、保湿成分のナノ化ヒアルロン酸やビタミンC誘導体を配合しています。シミの原因となるメラニンの生成を抑え、なめらかで美しい肌へと導いてくれます。

白潤薬用美白乳液
■容量:140ml
■価格:800円前後(コスメクリップ調べ)※1

毛穴やハリに悩む方は「ドクターケイ ケイパーフェクトモイスチャーミルク」で赤ちゃんの肌を取り戻して

赤ちゃんの肌にも含まれる、ケイ素(シラントリオール)という保湿成分に注目して作られた濃密な美容乳液です。また、大豆由来の発酵エキスやセラビオを配合することで、皮下でコラーゲンを生産するように働きかけます。うるおうのに重すぎない、さっぱりとした使い心地で、ザラつきや毛穴が気にならない美しい肌へと導いてくれます。

ケイパーフェクトモイスチャーミルク
■容量:80ml
■価格:8,000円(税抜)

まとめ

乳液には、化粧水によって肌に補われた水分が逃げてしまわないように、油分で蓋をして肌を乾燥から守る役割があります。また、洗顔料やクレンジング剤として使用することで、お肌を乾燥させずに優しくメイクや肌の汚れを取り除くこともできます。
さらに、ボディの保湿や髪の毛のパサつき対策にも、乳液が使えるというのは驚きではなかったでしょうか。
乳液は毎日のスキンケアに欠かせないアイテムで、現在はさまざまな種類が発売されています。今回は乾燥肌の方や刺激肌の方向けのものを紹介しましたが、美白を目的としたものや、日焼け止めの効果があるものもあります。自分の肌に合った乳液を選んで、正しい使用方法や順番を忘れずに、美しい肌を目指しましょう。

※1:2018年11月に調査した販売価格になります。購入する際の販売価格と異なる場合がありますので、金額をよくご確認の上ご購入ください。
※2:表記している価格は参考価格となります。実際の販売価格は変動している恐れがありますのでご了承ください。

2018.11.15