2018.12.17

知らないと怖いコトになる、スキンケアアイテムの消費期限

ずっと使っていなかった化粧水や乳液、美容液などのスキンケアアイテムを久しぶりに開けてみるとなんだか変なニオイがする、水みたいなものが浮いている、油が分離している、以前と見た目や色が変わっている……といった経験をしたことはありませんか。
また、購入したときから、ずっと未開封でスキンケアアイテムを保管してきた人もいるでしょう。
そういったものがあるとき、高かったから使いたいけど、お肌に直接
つけるものだから使用してもよいのか少し心配…というふうに考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、スキンケアアイテムには、食べ物と同じように消費期限があるのを知っていますか。消費期限を過ぎたスキンケアアイテムを使うと思わぬ肌トラブルが起こってしまう場合もあります。
この記事では、スキンケアアイテムの消費期限について、開封品・未開封品で違いがあるのか、どんな肌トラブルが引き起こされるのかをご紹介します。

スキンケアアイテムにも消費期限があること、ご存じでしたか?

化粧水や乳液、美容液などご自身のお肌を整えてくれるスキンケアアイテムには、普段口にする食べ物と同じように消費期限があります。スキンケアアイテムも、水をはじめとした天然の素材が用いられて製造されていることに加え、極力肌に負担がかからないように、防腐剤などを多く含んでいないためです。
また、未開封ならば、ずっと保管しておけると思いがちですが、それも間違いです。未開封のスキンケア、化粧品サンプルであっても実は消費期限があります。

期限切れのアイテムを使用して肌荒れなどを起こさないためにも、事前に消費期限を知っておくことが重要になります。
スキンケアアイテムの消費期限はどのくらいあるのか、どうやって判断すればよいのかを、具体的に説明します。

消費期限の書いてあるアイテムと、書いていないアイテムの違いは?

消費期限が箱などに記載されているスキンケアアイテムと、まったく記載がないものに違いはあるのでしょうか。
実は、記載の要不要は薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)などで定められています。それに従って、記載が必要なものはしてあり、必要のないものはしていない、という違いが生まれます。

適切な状態で保存したとき、製造後3年を超えても品質や形状が変化しないアイテムの場合は、消費期限を記載する義務はありません。

いわゆる無添加化粧品などの場合は、消費期限や製造年月日が記載されているのを目にしたことがあるかもしれません。こういった化粧品は、適切な保存をしても、正常に使える期間は3年未満ということを示しています。つまり、消費期限の書いてあるアイテムは、記載されている期限までは安心して使用することができます。
また、消費期限が記載されていないスキンケアアイテムについては、少なくとも製造後3年以内であれば、安全に使用できると製造メーカーが判断している、ということを意味します。

しかし、ほとんどのスキンケアアイテムは、基本的に消費期限や製造年月日が記載されていないですよね。この場合は、メーカーに問い合わせることで、製造番号などを元に製造日を教えてもらえる場合があります。
問い合わせが面倒という場合は、購入した日をもとに考えてみましょう。そのアイテムがメーカーから発売されたばかりの新商品なら、少なくとも購入日と同じくらいと考えることができます。そうでない場合は、店頭にずっと並んでいたり、倉庫で保管されていたりしたものを購入しているような可能性もありますので、3年あるから大丈夫と安易に考えず、なるべく早めに使うことをおすすめします。

特に自宅の場合は、適切な方法で保管できているとは限りません。気をつけましょう。

スキンケアアイテム、消費期限を過ぎるとどうなるの?

スキンケアアイテムは、消費期限を超えたらどうなってしまうのでしょうか。
先ほど、スキンケアアイテムは、天然の素材などを利用して作られているとお伝えしました。そのため、食品や飲み物を想像するとわかりやすいでしょう。食べ物やジュースなど、賞味期限が切れたものからはカビていたり変なニオイがしたりするものです。
化粧品をはじめとするスキンケアアイテムは口に入れるものではないため、少し油断しがちになりますが、吸収する方法が肌からというだけで、体内に吸収するという点では変わりません。そのため、長期にわたって保管していたものなどについては、使う前にチェックすることをおすすめします。

消費期限を過ぎたスキンケアアイテムは、具体的にどういった変化があらわれるのでしょうか。たとえば、化粧水ならば、水分が腐敗してきて変なニオイが出てきたり、変色したりすることがあります。そのような場合は、もともと無色透明な化粧水が濁ってきてしまうこともあります。
水分の多いものほど雑菌が繁殖しやすくなり、くさってしまったり、カビが生えてしまったりする傾向にあります。

その他、油分が多いスキンケアアイテムは酸化して、変なニオイが発生したり、他の成分と分離しやすい傾向があります。
これは、開封後になんらかの理由で雑菌などが入り、成分に変化があらわれてしまったことが原因のひとつとして挙げられます。一方、未開封の場合は時間の経過によって成分が変化してしまうことが原因のひとつになっています。

消費期限を過ぎたものを使い続けると、こんなリスクが!

消費期限を過ぎたスキンケアアイテムを使い続けると、肌荒れや色素沈着、肌が赤くなったり、かゆみが出るといったリスクがあります。何も出ない場合もありますが、油断せず、各項目について見ていきましょう。

肌荒れ

消費期限が過ぎたものを使い続けていると、なんだかお肌がガサガサする、しっしんが出るといったような肌荒れが起こることがあります。これは、スキンケアアイテムの成分が変質することなどによって起こります。普段から継続して使用しているものが突然肌に合わなくなったという場合で、お肌が荒れる原因(ストレスや食生活の変化など)が見当たらないときは、消費期限を疑ってみましょう。

色素沈着

お肌が黒っぽくなった、くすんでいる、ツヤがないように見える場合は、色素沈着のせいかもしれません。色素沈着も、消費期限が過ぎたものを使い続けると引き起こされるトラブルのひとつです。

赤み・かゆみ

いつも使っているアイテムなのに、使ったあと顔が赤くなってしまった、なんだかかゆいなどというときにも、スキンケアアイテムの消費期限を疑ってみましょう。よく見てみると、色が変わっているという場合があります。

開封したスキンケアアイテムの一般的な使用期限とは?

未開封のアイテムの使用期限は、薬機法によって3年と定められています。それ以外のものは、使用期限がパッケージなどに記載されています。

それでは、すでに使用しているスキンケアアイテムの一般的な使用期限はどのくらいあるのでしょうか。

アイテムごとに消費期限の長さは違う

いったん使いはじめたスキンケアアイテムは、食べ物と同じように消費期限が短くなります。
また、スキンケアアイテムごとに、消費期限は異なります。海外メーカーの場合は、化粧瓶のようなイラストの中に「24M」や「6M」などと記載されています。これは、Mが「month」、月を示しています。「24M」ならば24ヶ月、6Mならば6ヶ月です。リップクリームやハンドクリームなど、油分の多いスキンケアアイテムは、6Mと書かれていることが多いです。お手持ちのアイテムの記載を、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

その他、マスカラは3ヶ月、ファンデーションや下地などは6ヶ月、アイシャドウやチークなどは1年くらいの消費期限が設定されています。このように、使用期限はかなり差があります。

消費期限は個々のアイテムによって異なります。まとめ買いしたいアイテムがある場合は、そのメーカーに問い合わせをして、使用期限を把握しておくと買い物の際も役立ちます。せっかくまとめ買いをしたなら、ちゃんと期限内に使い切りたいですよね。

未開封でも要注意

未開封の場合、適切な保存方法であれば製造日から3年は安全に使えるということをメーカーが保証していることになります。ただし、あくまで適切な保存方法という点がポイントです。適切な保存方法には、冷暗所が挙げられます。
冷暗所とは、直射日光が当たらず、室温も20度から25度程度、湿度もそれほど高くない環境です。日々室温が変わる家の中は、20~25度を毎日保つのは難しいため、どうしても適切でない保存方法になりがちです。
ちなみに、サンプルについては明確に記載されていません。パウチ状のものが多いため、いつまでも使えそうな錯覚に陥りがちです。しかし、こちらも使用期限は通常のスキンケアアイテムと同じくらいです。サンプルは1回きりの使用を想定しているため、一度開封したものを何日も使うのは避けましょう。

いずれにせよ、メーカーで保証されている期限は、さまざまな環境を想定していないことを覚えておくとよいでしょう。

明らかに古くなったアイテム、もったいないけど捨てるしかない?

基本的に、明らかに古くなったアイテムは、どんなに高価なものでも思い切って捨ててしまいましょう。
スキンケアアイテムも、食べ物や飲み物と同じように考えればよいのです。飲食物の場合、消費期限を少し過ぎた程度だと、自分の目で確かめたあと大丈夫そうであれば口に入れてみたりしますよね。
スキンケアアイテムもこれと同じように、未開封で3年と少しの期間が経過しているという場合なら、中身の状態をチェックしたうえで大丈夫だと自分で判断できれば、使用することもできなくはないでしょう。そもそも、工場で製造された日についての記載などはパッケージやボトルにないため、把握することは難しいものです。購入した日を基準にしたとしても、工場からお店に並ぶ前にどのくらいの期間が経過していたのか、自分が買ったものは、どのくらいお店で陳列されていたのか、正確には把握できません。もしかしたら、自分が購入するまでに年単位で時間がたっていた……なんてこともあるかもしれません。そのため、ある程度は自分の判断で使うことになります。

しかし、そういったスキンケアアイテムを使用したことで、肌トラブルが起こってしまったら、どうでしょうか。購入後3年以内ならば、メーカーの保証があるため、お客様相談室などに問い合わせて交換など対応を求めることもできるでしょう。しかし、当然ながら使用期限を過ぎたものを使用してトラブルになった場合には、メーカーに責任を問うことはできません。スキンケアアイテムは、顔や体など、外から見えるところにつけるものがほとんどですから、後悔のないように判断したいですね。

スキンケアアイテムをいい状態で使うために

さて、開封したスキンケアアイテムを極力長く使うためには、ちょっとしたコツがあります。高価なスキンケアアイテムなら、なるべく長く劣化させずに使用したいですよね。保管も使用も、雑菌に気をつけることがカギとなります。

保管方法のポイント

化粧水や美容液などのスキンケアアイテムを使用したら、瓶のふたをすぐにきちんと閉めることが、保管方法の大きなポイントです。ふたが開いたままだと、ほこりや雑菌が混入しやすくなるため、中身の成分が変わってしまう可能性が高くなります。
また、直射日光に当たる場所で保管をするのは避けましょう。未開封のスキンケアアイテムと同様に、冷暗所での保管が推奨されています。
たとえばドレッサーの上に出しっぱなしで、部屋は日当たり良好という場合は、人間は快適に過ごせても、スキンケアアイテムの保管方法としては適切ではありません。

使用方法のポイント

スキンケアアイテムを使用する際のポイントは、とにかく雑菌が入らないように注意することです。たとえば、瓶に入ったクリームなどをそのまま指ですくっていたりしませんか?実は、手には見えない雑菌がたくさん付着しています。そのため、そのような使用方法だとスキンケアアイテムを使うたびに雑菌が入ってしまう場合もあります。
こうした場合、定められた期間よりも早く悪くなってしまうことがあります。雑菌の混入を防ぐためには、使い捨てのスパチュラなどを利用するようにしましょう。スパチュラがない場合には、未使用のアイスのスプーンなどを利用するのもよいでしょう。

また、化粧水や美容液などのスキンケアアイテムを多く取りすぎてしまっても、いったん手に取ったものを容器にふたたび戻すことは避けましょう。先ほどお伝えしたとおり、手には雑菌がたくさん付着しています。スキンケアアイテムを戻すことは、雑菌を新たに入れてしまうのと同じなのです。特に、化粧水や美容液は手のひらに出して使うことが多いため、指よりもさらに多くの雑菌がいるのです。

まとめ

購入してから時間がたっている高価なスキンケアアイテムを使いたいけれど不安という場合には、使用期限を考えてみましょう。
未開封の場合は、基本的に製造日や輸入されてから3年とされています。それ以外のものは、パッケージなどに記載されています。旅行の際に免税店で購入したという場合は、いつ旅行に行ったかを思い出せば、確認することができます。新商品を買ったという場合であれば、その商品がいつ発売されたかを調べれば、だいたいの購入日を推測することができます。
もっとも、保管していた場所があまりよい環境ではない場合には、きちんと中身を確認してから使用するようにしましょう。そして、もし不安を感じたら、使用しない方がベターです。
また、開封してしまうと、消費期限は半年など極端に短くなってしまいます。これは、雑菌や空気などが触れることによって、成分に変化が生じてしまうためです。スキンケアアイテムはなるべく効果的に使いたいものですから、雑菌が入らないよう、ちょっとした注意で使用するとよりよく使用することができるでしょう。

2018.12.17

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