2019.06.08

これで完璧!【石けん】の種類の見分け方

ayame
ライター:
ayame
一口に石けんといっても、種類によって泡立ちや泡の弾力、溶けやすさ、洗浄力、刺激性に違いがあります。そこで今回は、誰でもすぐにわかる石けんの種類の見分け方についてお話していきましょう。

石けんは最強の洗浄剤?

私たちにとって身近な存在である石けんは、5000年以上前から使用され続けている洗浄剤。たしかな洗浄力で肌の汚れもしっかり落としてくれるため、洗顔料として最適です。

もちろん、メリットもあればデメリットもありますが、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

最近は見た目にも可愛らしい石けんもたくさんありますが、実際に洗顔石けんを選ぶときは、見た目だけではなく種類も重要になります。形状だけであれば固形、粉末、液状などがありますが、今回は主に固形石けんの種類についてお話しますね。

成分表示を見ればわかる!反応方法の違い!

最初は、石けんの素になる石けん素地を作るときの反応の違いです。石けんは油脂とアルカリを反応させたものですが、この反応には2種類あって、どちらを選択するかによって刺激性や泡立ちが変わってきます。

泡立ちなどにおいて特徴的な石けんをつくれる「中和法」

中和法はあらかじめ油脂を脂肪酸とグリセリンにわけ、脂肪酸のみをアルカリと反応させる方法です。純粋な脂肪酸のみを使用するため、油脂に含まれる不純物が石けんに入ることはありません。

また、脂肪酸の種類を細かく選ぶことができるため、刺激性や泡立ちをコントロールすることができ、特徴的な石けんをつくることができます。

短時間に大量生産できるというメリットがある反面、石けんの純度が高いため実際に使用すると肌が突っ張りやすい場合があり、これを緩和するために保湿剤をたくさん配合することも少なくありません。

気になる石けんが中和法かどうかを見極めるには、全成分をチェック。中和法の場合、多くは「石けん、水……」となっていて、「石けん」のすぐあとに「水」がきているのがポイントです。

(「石けん」ではなく、「ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K……」のように、脂肪酸とアルカリで表記されていることもあります)

マイルドな石けんがつくれる伝統的な「けん化法」

もうひとつのけん化法は古代から伝わる石けんの製造方法で、油脂をそのまま使用する方法です。

グリセリンをはじめとした油脂の不純物がそのまま残るので、石けんとしての純度は低いものの、保湿成分グリセリンのおかげで肌への刺激性は少なくなります。(その後の処理で不純物を丁寧に取り除くケースもあります)

反応にはとても時間がかかり手間暇かけて丁寧につくられるため、必然的にコストがアップして商品自体の高級感も増します。「職人の手作り」とか「一つ一つ丁寧に」なんていうキャッチコピーがつくことも多いですね。

全成分表示を見て「石けん、グリセリン……」のように、比較的最初のほうに「グリセリン」がきていればけん化法だと言えます。

(「ヤシ油、オリーブ油、水酸化Na……」のように、油脂とアルカリで記載されている場合もあります)

見た目で簡単にわかる!成型方法による違い

次に紹介するのは成型方法による違い。成型方法なんていうとなんだか難しそうですが、見た目で簡単に区別することができます!

枠練り法で作られた石けんは透明で溶けやすい

一つ目は枠練り法というもの。石けん素地に香料や色素なんかを混ぜて、枠に流し込んで時間をかけて冷やし固め、最後に商品の形にカットする方法です。見た目は透明~半透明で、水分を多く含んでいるため洗い心地はしっとりで洗浄力もマイルド

そのかわり湿気のある場所で保管していると溶けやすく、変形しやすいというデメリットもあります。(枠練りタイプでも、油脂をたくさん入れることで不透明になることがあります)

機械練りの石けんは不透明で突っ張りやすい

二つ目は機械練り法というもので、石けん素地を細かくカットして乾燥させ、そこに香料や色素を混ぜ込み機械で練ります。最後に機械から棒状に押しだし、商品の形にカットします。大部分の作業を機械が行い、作業効率化のために急速乾燥・急速冷却を行うため、水分はあまり含まれず、色は不透明

石けんとしての純度が高いため洗浄力は高く、溶けにくく変形しにくいのが特徴です。ただし、肌が乾燥しやすかったり突っ張りやすいというデメリットもあります。

石けんの特性がわかれば自分に合う石けんがわかる!

今回は石けんの種類について、反応方法や成型の違いから見分ける方法を紹介しました!
あらためて簡単にまとめると、以下の通り。

【反応方法】
  • 中和法……泡立ちや刺激性において特徴が出せる。肌が突っ張る可能性あり。低コスト。
  • けん化法……グリセリンが最初から入っている。マイルドな洗い上がり。高コスト。
【成形方法】
  • 枠練り……透明でマイルドな洗い上がり。溶けやすい。
  • 機械練り……不透明で強い洗浄力。溶けにくいが刺激も強め。

「石けんなんてなんでもいいや~」なんて思っている人も多いかもしれませんが、石けんは意外と奥が深いもの!

1ランク上の洗顔をしたいなら、石けんの種類にも意識を向けましょう!

2019.06.08

ayame
この記事を書いた人
フリーライター/コスメコンシェルジュ ayame

元化粧品会社研究員で現在は主婦兼フリーライター。愛猫2匹とのリラックス時間が最大のスキンケア!北の大地から美容に役立つ情報をお届けします!