2019.10.19

あなたは本当に敏感肌?意外と知らない敏感肌のあれこれ

ayame
ライター:
ayame
「敏感肌」は聞き慣れた言葉ですが、実際には「自称敏感肌」の人も多いのが現状です。この記事を参考に、敏感肌に対する正しい知識を身につけていきましょう!

あなたは敏感肌についてどれだけ知ってる?

自分の肌タイプを「敏感肌」だと認識している人は多いものですが、あなたは実際のところ、敏感肌についてどれくらい知っていますか?

まずは基本にたちかえって、敏感肌について説明しましょう!

敏感肌とは

敏感肌とは、季節の変わり目や生理前、体調の変化などによって一時的に肌のバリア機能が低下することでトラブルを起こしやすくなった肌のことを言います。

肌の表面にある角質層にはバリア機能が備わっており、外部からの刺激や異物の侵入をブロックしています。

けれど、水分や皮脂などのうるいおいが低下すると角質が剥がれ、角質層に保たれてた保湿因子が流出。

保湿因子は角質細胞と角質細胞の間を埋める役割も果たしているため、保湿因子がないと角質層はスカスカになり、刺激をうけやすくなってしまうのです。

こうして角質層が薄くなった肌は、ターンオーバー周期も必要以上に早くなってしまいます。

角質層には未成熟な角質細胞が増え、保湿因子の生成も追いつかず、結果として乾燥しやすく荒れやすい肌になってしまうわけです。

敏感肌の原因

大本の原因は乾燥です。

ただ、その乾燥が何によって引き起こされたのかによって原因をさらに細分化することができます。

・季節変化による乾燥

急激な気温や湿度の変化によって、肌が乾燥を起こすパターンです。

秋や冬への変わり目に肌の不調を実感するケースが多いですが、花粉による肌刺激で不調を起こすことも多いです。

・過剰な洗顔による乾燥

洗顔はスキンケアにおいて大切なステップですが、必要なうるおいも多少なりとも落としてしまう行為です。

そのため過剰な洗顔は乾燥肌につながりやすく、注意が必要です。

・生活習慣の乱れによる乾燥

乱れた食生活や睡眠不足、過剰なストレスは、肌にも悪影響を与えます。

皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れなどを引き起こして肌が荒れやすい環境をつくり、結果的に乾燥を招いてしまいます。

・間違ったスキンケアによる乾燥

市場にはたくさんの化粧品があります。

そのため現在の肌タイプに合わない化粧品を使ってしまったり、肌と相性の悪い成分が配合された化粧品を使ってしまうなどして肌状態が乱れてしまうこともよくあるケースです。

いろいろなタイプの敏感肌

敏感肌そのものにも複数タイプがあります。

ここでは4つを紹介しましょう。

【タイプ1】 アレルギーによる敏感肌

もともとアレルギー体質で、特定の化粧品成分やダニ、花粉、ハウスダストなどで肌荒れを起こしてしまうタイプです。

アトピー体質の人に多く、生まれ持った敏感肌といえます。

特徴
  • 季節の変わり目に症状が出やすい
  • 上まぶたや首に症状が出やすい
  • 花粉やダニなどのアレルギーをもっている、あるいはアトピー体質

【タイプ2】 乾燥性敏感肌

いわゆる「乾燥肌」から生まれた敏感肌です。

もともと肌の保湿因子であるヒアルロン酸やセラミドが極端に少なく、肌がつねに乾燥していることから引き起こされます。

特徴
  • しっかり保湿をしているのに口周りを中心に粉を吹きやすい
  • ボディも乾燥肌で、冬は粉を吹いたりかゆみがでたりする

【タイプ3】 脂漏性皮膚炎

正確に言うと、敏感肌とは違う肌症状のひとつです。

べたつきや赤みと同時にかさつきが見られるタイプで、肌が敏感状態になるため、今回は敏感肌の1タイプとして分類しました。

脂漏性皮膚炎の詳しい原因はよくわかっておらず、皮脂の多い人にも少ない人にも見られます。

特徴
  • 若い頃はオイリー肌でニキビが多かった
  • 鼻を中心に顔全体が赤くなりやすい
  • 頭皮がかゆことがある
  • フケがでることがある

【タイプ4】 自分でつくってしまう敏感肌

現在のスキンケアが自分に合っていないのにそれに気づかずに続けた結果、肌がどんどん敏感になっているタイプです。

肌に過剰な刺激や摩擦を与えているケースが多く見られます。

以下に当てはまる場合、注意が必要です。

  • 頬骨の高い位置がヒリヒリしたり、赤みが出やすい
  • フェイスマッサージを毎日行っている
  • 拭き取りタイプのケアアイテムを頻繁に使っている
  • ピーリングやスクラブ、ゴマージュをよく使用している
  • スキンケアンのときに毎回パッティングをしている
  • 毎日SPF値の高い日焼け止めを使用している

最近増えている「自称敏感肌」

近頃は「自称敏感肌」の人もとても増えています。

肌の不調に対して慎重になるのはけして悪いことではないですが、こういったタイプの人はよくある小さなトラブルで深刻に悩んだり、周りから見て肌に何の問題もないのに「肌荒れがひどい」と思い込むなどして自分自身を追い込んでしまいます。

くわえて、「化粧品が合ってないんだ!」と結論づけて、頻繁に化粧品を変えてしまうのも危険なポイント。

頻繁にケアアイテムを変えては化粧品の効果を十分に実感することも出来ないし、かえって肌荒れを引き起こしてしまいます。

いずれにしても、肌に対して自己診断は危険

気になるときは皮膚科などを受診し、医師にしっかり相談しましょう

肌のためにも正しい知識を!

肌はとてもデリケートな器官です。

きちんと守り、維持するためにも、正しい知識は必要不可欠!

とくに敏感肌はとても厄介で、改善するためには地道な努力が必要です。

もしあなたが敏感肌で悩んでいるなら、やさしい洗顔とたっぷりの保湿をコツコツと積み重ねて、じっくり肌を回復させましょう。

症状がひどい場合は自己診断せずかならず皮膚科へ。

ただの敏感肌だと思いきや、アレルギー性皮膚炎だったなんていうこともあります。

「化粧品を変えて様子を見よう」

「ケア方法を一新してみよう」

そんな考えがよぎるかもしれませんが、誤ったスキンケアで肌状態が悪化してしまっては元も子もありません!

専門家に頼って正しい知識を身につけ、しっかりケアしていきましょう!

(文:ayame/編:コスメクリップ編集部)

2019.10.19

ayame
この記事を書いた人
フリーライター/コスメコンシェルジュ ayame

元化粧品会社研究員で現在は主婦兼フリーライター。愛猫2匹とのリラックス時間が最大のスキンケア!北の大地から美容に役立つ情報をお届けします!